モデルカステン 米海軍現用アヴィエーター(1/72)

2015年5月に発売された「モデルカステン 米海軍パイロット(アヴィエーター)」の原型を担当しました。
今回はパッケージの塗装見本は別の方が担当しましたが、ここでは私が塗装したものを紹介します。
みなさんの参考になれば幸いです。

原型はいつものようにエポパテやプラ材を使って製作しました。
また、塗装したときの見栄えを考え、服のシワなどは多少おおげさに再現してあります。
各種装備は、F−14Dに合わせ、2000年代初頭の仕様としました。

  ※米海軍ではパイロットのことを「水先案内人」と区別するため「アヴィエーター」と呼んでいます。

  

 
             ● 男性立像
※製作上のポイント
型抜きの関係で、頭部のパーティングラインがモールドにかかっています。
バイザーを上げた時のストッパー(長方形の小さなクッション)や顔側面の酸素マスク固定金具などのモールドを削りとらないように注意して表面を整形しましょう。

また、背中のウエイビングベルトは塗装で再現していますが、細切りしたマスキングテープなどで再現すると、立体感が出ると思います。

   
            ● 女性立像
※製作上のポイント
左腕は別パーツとなっています。
手に持ったヘルメットは、腕を胴体に接着する前のほうが塗装しやすいと思います。

また、ベスト背中のウエイビングベルトのほか、左胸にひっかけた酸素マスクにヘルメットへの固定金具をプラ材で再現すると良いと思います。


 
   
 
   
 
            ● 着座姿勢(アヴィエーター&RIO)
 
   
   
※製作上のポイント
キットには酸素マスクのホースがついていないので自作する必要があります。
マスク左側(画像の矢印の部分)に0.5o径の穴があります。
また、胴体側にはホースの一部がモールドされていますが、ホースをプラ棒で再現する場合、胴体側のホースのモールドは削り取り、全体を置き替えたほうが良いと思います。


私は、0.2oの真鍮線に、豆電球の導線をほぐしたものを巻きつけて、極細の蛇腹ホースを自作しました。

   
   

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