P.K.A グスタフ
(Panzer Kampf Anzug Ausf.G)
G-6/V

・ウエーブ P.K.A Ausf K(1/20)改造

 数十年ぶりにマシーネン(昔は「SF3D」って言ってましたね。)を作ってみたくなりましたが、グスタフが入手できなかったのでコンラートをベースにしました。
 「G−6/V」というのは、完全にでっちあげです。
 自分なりのイメージを形にして、「グスタフっぽいもの」を作ってみました。

   
● 製作のポイント

・人がちゃんと「着る」ことを前提に肩や足を中心に寸法を詰めでプロポーションの修正をしました。
・上腕は人の腕の長さに合わせ短くしたほか、足首のジョイントも高さを詰めました。
・上部シェルは肩からわき腹の幅を狭くして、肩の位置が自然になるように修正しました。

・機体の内側には72スケールのAFVのパーツを流用して中身をでっちあげました。
・手のひらはガンプラ公式改造パーツ「1/100 MSハンド」を関節ごとにカットして再接着しました。

・フィギュアはタミヤ1/20レーシングチームセットを芯にしてエポパテで造作しました。

 
 
 
 
● フィギュアの製作

・シュトラール軍の装備は大戦中のドイツ軍をモデルにしていますが、レトロフューチャーな感じがマシーネンの世界観に合っていると思います。
 そこで、72スケールでフィギュアの原型をやったこともある60年代ソ連空軍のパイロットをモデルにしました。
 いつものようにエポパテで造作しましたが、大きいと誤魔化しがききませんね。
 また、造形だけでなくこのサイズのフィギュアの顔をリアルに塗るのも難しいですね。サンダーバードのマネキンみたいになってしまいました。(苦笑)

   
    
● 完成
で、でっちあげた設定は…

「シュトラール軍の第2世代スーツとなるPKA G型は、PKA H型の実戦データに基づき大幅な刷新が図られたことからさまざま場面での運用が期待され、夜間型、偵察型など多くのバリエーション展開が予定されていた。
しかし装甲を強化したG型は視界がせまく、現場での空中性能の評価は散々で、当初計画していた派生型の展開は進まなかった。

そのような中シュトラール軍では、本来は傭兵軍の軌道上での活動に対抗するため、高高度用として制式化されるはずであったG-6型をテストベッドとし、鹵獲したSAFSを参考に歩行装置とエクサイマーレーザーを改修した実験機のテストを行うことにした。
この機体はG-6/V(Versuch”試作”の意)として北オーストラリアに駐留していた第300実験飛行中隊に引き渡され、評価が続けられた。

同隊では、展開地域の植生が単調なことから機体には特に迷彩塗装は施さず、受領時の基本色であるドゥンケルゲルプのまま使用していた。
改修された歩行装置は構造が複雑で製造単価も高くなったことから、最終的にはK型ではG型と同様のものが使われることとなった。また、エクサイマーレーザーは、電源供給ケーブルが高出力化のため太くなり装甲内に収めることができず外部接続としたが、これもK型では小型化の目途がたち、すっきりしたシルエットとなっている。
なお、高高度用の仕様であったため、気密性の高いヘルメットや耐Gスーツをそのまま使っており、隊員達からは搭乗前後の地上での暑さへの不評が多かった。」
 
     
・後部シェル側面にあるカタカナの「ヨ」を裏返したようなパーツは、ホルニッセとの接合クランプで挟まれる位置なので塗装がはげているという設定です。
 900年くらい先の装甲板や塗料がこんな剥げ方をするとは思えませんが、まあ雰囲気重視ということで。

・ほかには…
 シェル開口断面には細いプラ棒でゴムパッキンを再現
 各部に整備時の吊り下げ用牽引ホールドを追加
 胸部センサーや右腕のレーザー銃口にガードバーを追加
 キャノピー内の追加防弾ガラスはフレームを追加して「ガーラントパンツァー」的なものに
 頭頂部には編隊灯を追加
 動力パイプは金属製スプリングに交換
 フィギュアのヘルメットバイザーはペットボトル底面の曲面部分を切り出して使用

・機体の細部を把握しやすいように、あえて迷彩塗装にはしませんでした。
・デカールはキット付属のものに加え、ニットーの旧キットのものやファインモールドのメッサーシュミットの各種注意書きを流用しました。
・ベースは100円ショップの金属製の小物入れを裏返して、油彩の黒と茶でサビっぽく塗装して使いました。

     

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