ドラムロ (Drumlo) バンダイ 1/72

 
 

 ドラムロはアニメ「聖戦士ダンバイン」に登場するアの国のオーラバトラーです。
 いわゆる一般型は赤い機体で、青はドッド・ギネスという聖戦士用の機体色ですが、今回は特定のキャラクター用ではなく、自分のイメージにあるものを形にしました。 

   
● 製作のポイント

・普段作っているスケールモデルのようにリアル志向で製作し、「実写版ならこんな感じ」というイメージに仕上げました。
・エポパテを盛って、有機的な仕上がりを心掛けました。
・モナカキットなので手足の比率も変えてプロポーションを変更しました。

・目は複眼として、ウエーブのHアイズ(クリアの半球)を使いました。
・余ったHアイズは甲羅に貼って、表面のテクスチャー表現に使いました。
・なるべく「気持ち悪い感じ」になるように造形しました。
・羽根は食玩のオニヤンマのパーツを流用しました。いい感じに気持ち悪くなりました。

・胸の搭乗用ハッチはアニメの設定では下方向に開きますが、今回は上開きとしました。

 
 
● バランスの修正

・キャラクターの設定からも、この機体は主人公機のように「シャキッと」立つのではなく、ずんぐりむっくりな悪役っぽい感じがいいのではないかと思い、プロポーションを修正しました。
 いったん単品で完成しましたが、まだ普通に立ってしまうので、もう少し異形な感じにしたくて、腕を伸ばして足を短くガニマタにしました。

・左腕には暴走を制止するために打ち込まれた鉄杭(という、脳内設定)を再現してみました。
 また、体の各部に、刀で打ち込まれたときに打点をそらすためのトゲ(スパイク)をつけてみました。(これも脳内設定)
 牙や爪、つま先は象牙質っぽくしてみました。

・修正したプロポーションの比較です。

   
● フィギュアの製作

・ドラムロのパイロットはアニメの服装ではなく、西洋の騎士の装備を参考に自作しました。

・馬はハセガワのM3スチュワートについている第二次大戦の米軍の騎兵の馬を改造しました。

・フェラリオ(妖精)はエンディングで花畑の上を飛ぶように歩くチャム・ファウをイメージして作りました。
 あまりにも小さいので、0.3mm径のプラ棒を人型にして、溶きパテを盛って体の厚みを出しました。

    
● ベースの製作

・廃墟はタミヤのスチロール板にボールペンで溝を描き、タミヤパテを塗って適当にでっち上げました。

・樹木はいつものディオラマの製作記で紹介している、カスミ草を使って作ったものです。

・地面の草は鐡道模型用のものを使いました。

・土台は100円ショップのプラ製のフラワーポットを逆さにしてカットして、模様が浮き出るように緑と茶色でランダムに塗装しました。

 
 
   
● 完成
 

・チャムは後ろの廃墟の上にいます。

     

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