M10駆逐戦車&パンターA型(1944年10月,西部戦線)

・M10駆逐戦車(エクストラテック 1/72)
・パンターA型(レベル 1/72) 

   
     
   

 

【設定】
・川に落ちたパンターとその横を通り過ぎるM10で,それぞれの軍の状況を象徴するような,ノルマ ンディー上陸後のフランス国内をイメージしてみました。

【製作ポイント】
・M10は全体的に形がビミョーにちょっとずつ違う,手の入れがいのあるキットで,砲機関部,前照 灯,起動輪はフジミのM36から流用し,スッカラカンの砲塔内部や,まるっきり形の違う車体ハッ チ周辺は自作,ドライバーはプライザー独兵の改造です。
・塗装は,緑の強い大戦後期のオリーブドラブにするため,Mrカラーのオリーブドラブを調色して使 用しました。
・パンターはレベル初期製品のため再現性がいまひとつなので,砲塔前部,車長用キューポラ,車体側 面溶接跡などの形状を変更し,エンジン部分はドラゴンのパンターの部品を利用してプラ板などで自 作しました。また,OVM取り付け金具やフェンダー,後部雑具箱にパルトのエッチングを使用しま した。
・塗装はMrカラーをそのまま使用しています。
・ベースはいつものスタイロフォームの上に軽量紙粘土で地形を作り,レジンを流し込んで川にしまし た。(橋はマッチボックスのファイアフライのキットから)
 
【総論めいたもの】

・実は,パンターはあまり好きな車両ではありません。他の独軍戦車に比べスマートすぎるからかもしれません。そのくせ出戻ってから何故か3両も作ってしまいました。よく,M10偽装パンターの話を聞くので,作り比べてみたかったのですが,やっぱりパンターはデカいですね。
・M10は形状の変更が必要な部分が多く手がかかりますが,車載機銃なんかはモールドも細かくグッ ドです。M10がインジェクションキットで作れるなんていい時代になったものです。
・パンターのエンジンは,エクストラテックのレジン製エンジン(の複製)をベースにしましたが,ケッコー形状がいい加減で,値段を考えると,バーリンデンの1/35エンジンキットを見本に自作し た方が安くあがるかも。
・パルトのエッチングも,スコップやハンマーなど,エッチングに適さないものが多く,その反面,車 長用直接照準器やシュルツェン取り付けステーなどがなく,半分くらいしか使える部分がなく残念で す。
・パンターのツィメリットコーティングは,ミリプットの水溶性パテを,タミヤの1/35用ブレード を使用しましたが,スケールが違うながらも,これ以上細かいピッチになると,コーティング自体が よく見えなくなるので,かえって雰囲気がでていいのではないでしょうか。
・20年ぶりにレジンなんか使いましたー。いやー久々にくさかった。

 

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