モデルカステン 60年代ソ連空軍パイロット(1/72)

2016年2月に発売された、モデルカステンパイロットフィギュアの原型製作を担当しました。
今回のフィギュアは、1960年代のミグ19やミグ21のパイロットを想定しています。
(与圧服のほうはミグ25でもいいかもしれないですね。)
インジェクションキットのフィギュアではあまり見かけないので、活用いただけると嬉しいです。

 ● 与圧服のフィギュア
   ・いつものようにエポパテやプラ材を使って製作しました。
   ・ 「VKK-6M」 という与圧服ですが、特徴的な腕や足のディティールも再現してあります。
   ・ヘッドをパテで自作した上から、さらにエポパテを盛り付けてヘルメットを作りました。
   ・ヘルメットの酸素ホースは右側から出ています。(ホースは銅線を巻いて再現)
    ※ホースの作り方は米海軍パイロットのコーナーで詳しく。→
(リンクはこちら)
   
 
   
 ● 通常服のフィギュア
   ・ヘルメットは 「Zsh-3」 という比較的初期のタイプです。ネットでも画像が沢山あるので、細部再現の参考になります。
   ・バイザーが大きく、顔の大半が隠れます。
   ・ヘルメットの酸素ホースはマスクの右下から出ています。
   ・エリがなく、首が露出しているのが特徴です。
     
 
     
   
 ● 塗装    
   ※ レジンキットなので塗装の前に剥離剤をとっておきます。
   @ 表面の状態を確認します。 
      サフを使うとモールドが埋まってしまうので、下地塗装を兼ねてラッカーの黒を薄めて塗ります。
   A 基本塗装をします。
   B 基本色に白を混ぜて明度を上げて凸部を塗装し、立体感を出していきます。
   C エナメル塗料の黒を溶剤で薄めたもので凹部に墨入れをします。
      1日乾燥させてから溶剤をつけた筆で表面を撫でて余分な墨入れを除去します。
      さらに油彩の黒で同じ工程を繰り返し、凹部を強調します。
      この段階だと、エナメル溶剤でピカピカに光った状態になっています。

  

 
 ● 完成
    最後にラッカーのつや消し(フラットベース)を塗ってツヤと整えて完成です。
    2センチほどの大きさなので、実物を見たときに映えるようにコントラストを強めに塗装しています。
 
   
 
 

 

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