フェルディナント(1943年7月,東部戦線)

・フェルディナント(トランペッター 1/72)
・GAZ−67B(ACE 1/72) 

   
       
     
         

 

【設定】

・クルスク戦で遺棄されたフェルディナントを,赤軍将校が検分にきたところを再現してみましたが, 「グットフェローズの飲んべさん」が作った素晴らしい作品にインスパイアされたもので,よく見るクルスクの記録写真の1コマのようなシーンを作ってみました。
 

【製作ポイント】(詳細は別館の製作記で)

・ディオラマを作る時は,「敵と味方」「強い者と弱い者」など,なんらかの対比を念頭に置いています。
 今回は,(記憶では)1943年に実戦配備されたフェルディナントとGAZ−67Bという同期の桜を使って,戦車とジープ,大と小,勝者と敗者という対比の構図で,ついでに,身ぎれいな将校とゴツイ顔の運転手という対比もやってみました。

・フェルディナントは,新品に近い車両ということで退色表現はせずに,ハッチを開け履帯を切って「死んだ」車両を表現しました。
 また,狙撃兵との関連付けのため,よく対戦車ライフルの標的となった助手席横の視察孔周辺に着弾痕をつけてみました。

【総論めいたもの】

・昔はフジミの76しかなかったフェルディナント/エレファントですが,ドラゴン,トランペッターと相次いでニューキットがリリースされましたが,ドラゴンは出来は良いものの部品点数が少なく,作る楽しみが少ないように感じたので,トランペッターのキットを使用しました。(←ひねくれもの)
 今回は遺棄車両なので,履帯が連結パーツになっていたのもありましたし。
 
・ただ,部品の形状修正は少なかったものの,表面に比べて他の面が荒れていたり平面でなかったりしていて, 接着面にヤスリがけをするケースが多くありましたが,プラの材質のためか削り屑がとれにくく,余計なところで時間を取られました。
 それに比べると「名高い」ACEのキットの割に,GAZはサクサクと組み上がったのは意外でした。

・赤軍兵を作ってみましたが,プライザーのフィギュアが日本に入ってきたら,この作業も必要なくなりますね。
 そしたら次は英軍兵でも作って楽しみます。

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